スピンタックスとは何か、配信ツールはどう読むのか
スピンタックス(spin syntax)は、波かっこの中にパイプで区切って置き換え可能な語句を並べる記法です(例: {Hi|Hello|Hey})。配信ツールは各メールを送るときにグループごとに1つをランダムに選ぶため、2人の見込み客が同一のメッセージを受け取ることはありません。ほとんどのコールドメールツールが同じ記法に対応しており、{Hi|{Hello|Good morning}} のような入れ子も使えます。
目的は、同じドメインから短時間に何百通ものバイト単位で同一のメールが送られている状態を、メールボックスプロバイダーに見せないことです。これは一括送信を示す最も分かりやすいシグナルのひとつだからです。質の悪い文面をごまかす手段ではありませんし、認証とウォームアップがすでに築いた以上のレピュテーションをもたらすこともありません。
{Hi|Hello} {{firstName}},
{I noticed|I saw} {{company}} is hiring SDRs.
{That usually means outbound is about to scale.|Outbound tends to ramp right after that.}
{Worth a quick look?|Open to a 15 minute call?}実際に必要なバリエーション数
一意なバリエーション数は、各グループの選択肢数の積になるため、急速に増えます。3択のグループが5つあれば、それだけで243通りです。数百通のキャンペーンなら、それで十分すぎます。数百万のバリエーションを追い求めるということは、すべての語を置き換えるということであり、そこから文面が「生成されたもの」のように読め始めます。
置き換えすぎたメールが機械的に響くのは、同義語が厳密に同じではないからです。「quick look」「brief glance」「short peek」はレジスターが同じではなく、3番目を読んだ見込み客はそれを感じ取ります。論旨を担う語句は固定し、置き換えるのは結合部分、つまり挨拶、つなぎ、結び、依頼の言い回しにとどめましょう。
- 数十から百数十のバリエーションを目指し、数百万は狙わないこと。
- 証拠となる事実、数字、具体的な観察は絶対に置き換えないこと。
- すべての選択肢を、同じトーンとおおよそ同じ長さに保つこと。
- 入れ子は2階層より深くしないこと。それしか対応していないツールもあります。
- 5〜6通りを生成し、それぞれ声に出して読んでみること。
スピンタックスは最初ではなく、最後の層です
バリエーションは健全な送信構成を助けますが、不健全なものを救うことはできません。SPF、DKIM、DMARCが欠けていたり、ドメインが新しくウォームアップされていなかったり、1つのメールボックスが1日に数百通を送っていたりする場合、文面を置き換えてもどこに届くかは変わりません。まずインフラ、次に送信量、次にパーソナライズ、そして最後にスピンタックスの順で整えてください。
InboxOneは認証を設定した状態でドメインとメールボックスを払い出すため、スピンタックスを含む文面の層が、きれいな土台の上で機能します。
- すべての送信ドメインを認証し、ウォームアップしましょう。
- メールボックスあたりの日次送信量を控えめに保ち、複数ドメインに分散しましょう。
- 重要度の高いアカウントには、1行目を手作業でパーソナライズしましょう。
- それ以外には「弱」または「中」のスピンタックスを適用しましょう。

