MXレコードの役割
MX(Mail Exchanger)レコードは、どのサーバーがあなたのドメイン宛てのメールを受け取るのかを世界に伝えます。誰かがあなたのコールドメールに返信すると、その相手のサーバーはあなたのドメインのMXレコードを参照し、優先度の数値が最も小さいホストを選んで、そこへメッセージを配送します。
MXレコードが欠けていれば返信はバウンスし、まさに始めたかった会話を逃すことになります。間違ったホストを指していれば、メールは誰も見ない受信箱に届きます。コールドメールにおいて、すべての送信ドメインで機能するMXレコードを持つことは、選択肢ではなく必須条件です。
Google Workspace と Microsoft 365 のMXレコード
Google Workspace は現在、smtp.google.com を優先度1で指定する単一のレコードを使います。古い設定では aspmx.l.google.com の5ホストが表示されることもありますが、どちらも機能します。Microsoft 365 は yourdomain-com.mail.protection.outlook.com という形式のレコードを優先度0で使います。
Google Workspace
1 smtp.google.com
Microsoft 365
0 yourdomain-com.mail.protection.outlook.comInboxOneはメールボックスを払い出す際に、SPF、DKIM、DMARCと合わせてこれらのレコードを自動的に公開するため、ドメインは初日から返信を受け取れる状態になります。
MXが受信だけでなく到達率にも関わる理由
受信側サーバーは、あなたのFromアドレスのドメインが本当にメールを受け取れるかどうかを確認します。MXのないドメイン、あるいは名前解決できないMXを持つドメインは使い捨てに見えます。それはまさにスパマーが使う手口です。GmailもMicrosoftも、これをマイナスのシグナルとして扱います。
- 獲得活動だけに使うセカンダリードメインも含め、すべての送信ドメインに有効なMXレコードを用意しましょう。
- MXホストはIPに解決し、ポート25で応答する必要があります。
- MXをIPアドレスそのものに向けるのは避け、必ずホスト名を使いましょう。
- MXは評判の良いプロバイダーに置きましょう。共有ホスティングのサーバーは頻繁にブラックリストに掲載されます。

